読まれるのはたった1行、その1行を洗練すべし。
私のように、ブログやTwitterを運用している人は少なからず
「もっと読まれたい!」
「バズってみたい!」
と考えていると思います。
私もその一人で、もっとブログのPV数を伸ばすために、またTwitterのリツイートを増やすために、文章力をつけようと考えてこの『伝わるのは1行。』を手に取りました。
この本は、「文章力をつけたい」と考えている人には必読の本だと感じました。
本の内容をまとめると、
伝わる1行は「絞る」「広げる」「選ぶ」「磨く」の4つのステップで、だれでも作れる、というものでした。
内容について、具体的に説明していきます。
目次
読まれる文章を作るにはなぜ「1行」が重要なのか
現代は文字情報が非常に多く、”読み飛ばされている”情報がほとんどです。
自身の経験を思い返してもらえば、納得できるかと思います。
Amazonの商品情報や、SNSのタイムライン、ブログの記事も全部通してしっかり読むことはしないですよね。
自分に必要そうな情報だけをピックアップして、それ以外の情報は読み飛ばすことをしていると思います。
自分もそうしているのですから、自分が書いた文章は読まれる、、なんて都合のいいことは起こるわけもなく、一生懸命かいたブログもSNSも読まれないことがほとんどなのです。
それではどうやったら自分の文章を「読まれる文章」にすることができるか、
そこで重要になってくるのが「1行」です。
皆さんも、自分が情報を読み飛ばすかどうか判断する時には、最初のほうをパッと読んで
「面白そうだな」
「自分にとって必要な情報だな」
と感じたものをしっかり読むようにしていると思います。
そのため、最初の「1行」に力を込めて、
「面白い」「自分にとって有益だ」と思われるような「1行」を作る力が必要なのです。
読まれる文章を作る「1行」の作り方4ステップ
それでは、そんな読まれる「1行」を作るにはどうやればいいか、
これはセンスではなく技術で、だれでも簡単に「1行」を作ることができます。
下記の4ステップで「1行」を作っていきます。
- 絞る
- 広げる
- 選ぶ
- 磨く
それぞれ具体的に説明します。
絞る
まずは、だれに伝えたいのかを具体化し、ターゲットを「絞る」ステップです。
漠然と当たり前のことを言っていては、だれにも響かないし見向きもされません。
伝えたいことは、それを伝えたい人を明確にしてイメージをすることで、初めて思いが伝わる「1行」を作ることができます。
明確にイメージするためにも、
- 性別
- 年代
- 職業
- 立場
- 興味
- 悩み
- 楽しみ
などを具体的にイメージすることで、ターゲット像が明確になります。
それぞれの要素が異なれば、伝えるメッセージも変わってくることはなんとなく想像できるかと思います。
広げる
次に、伝えたいことを思いつく限り書き出して発想を「広げる」ステップです。
ターゲットが明確になったからといって、すぐに「1行」を考える必要はありません。
この段階ではできるだけたくさん言葉を書き出して、どんなフレーズがよさそうか次のステップで選んでいきます。
この段階で必要なのは、たくさんの切り口とアイデアなので、自由な発想でいろいろなワードをひねり出していってください。
いい言葉にしたり、洗練するのはこの後のステップでやりますから、本当に気兼ねなく言葉をたくさん出していくのが大事です。
選ぶ
次は、書き出した言葉のなかから、本当に伝えたいことを1つ「選ぶ」ステップです。
前のステップで書き出したたくさんの言葉の中から、今回のターゲットに一番刺さりそうなフレーズは何か、選びます。
自分の好き嫌いで選ぶのではなく、あくまでの「ターゲット」に刺さりそうなフレーズは何かということを念頭に選んでください。
磨く
最後に、選んだ言葉をブラッシュアップし、1行を完成させる「磨く」ステップです。
選んだ言葉そのままでは、まだ「伝わる1行」にはなっていません。
ターゲットとフレーズを吟味しながら、よりキャッチーで心に残る「1行」に洗練していくのがこのステップでの作業になります。
洗練する具体的な方法も本書『伝わるのは1行』では紹介されていますので、
気になる方は是非読んで勉強してみてください。
まとめ
上記の方法をとれば、だれにでも簡単に「読まれる1行」を作ることができます。
一長一短で身につく力ではないですが、この方法をとって地道に努力していけば、どんどん文章力もついていきますので、継続していくことが大事です。
ぜひ『伝わるのは1行』を一読して、より人に読んでもらえるような文章を書く力を身に着けてください。